MANUAL
- 水性施工マニュアル -
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アンダーフロア
概要
製品
攪拌
水性材料の特性上、水分と固形分が分離します。
使用前には、必ず攪拌し塗料を均一な状態にしてください。
攪拌が不足するとガンから吐出し難くなったり、詰まりの原因となります。
また、塗布膜が不均一(厚い部分と薄い部分が出来る)になることがありますのでご注意ください。
施工
①チッピンング部位
ホイールハウス等には防錆や防音を目的に、軟質の耐チッピング剤が施されています。
既に防錆されており、ノックスドールを塗布する必要はありません。
塗布した場合、耐チッピング剤に含まれる可塑剤が影響し、ノックスドールが溶解する可能性があります。
チッピング部位を黒く塗装したい場合は、チッピング着色剤【エンメイ600、620、650】を推奨します。
②アンダーフロア
<奥部>
構造が入り組んだ奥部を先に塗布します。平面から塗布すると、奥部を塗布する際に再度平面が二度塗りされて膜厚が不均一になると共に、塗料の垂れ落ちにつながります(床の汚れ、材料の無駄)
<立体的な足周り>
塗膜の厚みが集中しないように、対象との距離を保ち角度を変えながら塗布します。
<平面>
距離を保ちながらガンを平行に移動し塗布します。
1Lガンの場合は、片方の手で缶を支えながら塗布してください。
③膜厚の確認
ノックスドールのアンダーコートは、性能を維持する目的で“推奨の乾燥膜厚”が設定されています。
●水性塗料は乾燥すると縮むため、乾燥膜厚よりも、厚めに塗布する必要があります。
<NX1100の場合>(乾燥固形率約50%)
塗布膜厚500~800㎛ ➤ 乾燥膜厚250~400㎛
<NX3100の場合>(乾燥固形率約65%)
塗布膜厚1500~3800㎛ ➤ 乾燥膜厚1000~2500㎛
膜厚計を直角に当て、塗料が付着した数値が塗布膜厚です。
出来るだけ膜厚を測定し、必要な塗布量を確保してください。
推奨膜厚に達しない場合、塗膜の剥がれ、割れが原因で、期待された防錆効果が得られないことがあります。
④乾燥の確認
<NX1100の場合>
表面乾燥:1時間~2時間
塗布直後は青色ですが、表面乾燥し黒色になります。
<NX3100の場合>
表面乾燥:1日~3日、化学的硬化:1週間。
完全乾燥するまで、臭気が残留することがあります。
<強制乾燥>
ジェットヒーター等を使用する事も可能です。
(直接風を当てずに地面の跳ね返りを利用してください)
急激に乾燥させると、塗膜の割れ等が発生することがあります。
乾燥時間は、気温や湿度により変わります。冬場の低温下や梅雨の高湿下では、遅くなります。
⑤塗り漏れ
<乾燥前>
アンダーコート剤を刷毛塗りしてください。
<乾燥後>
アンダーコート剤を刷毛塗り、またはNX300エアゾールを使用してください。
⑥除去
乾燥したNX3100は、ミリュー10など溶剤で除去することは出来ません。
保管
そのままフタを締めると中の水分が気化しやすくなります。
ビニールの切れ端やラップなどを挟んでフタを締めてください。
可能な限り早めに使用して下さい。
再使用する際は、よく撹拌して下さい。
水性材料ですので、凍結させない様に保管して下さい。